クーピーで絵を描いていて、
「この色、もう少し落ち着かせたいな」
「茶色とは違う、やさしい土っぽい色がほしい」
そんなふうに感じたことはありませんか?
黄土色は、自然であたたかみがあり、風景や人物、動物など、さまざまなモチーフに使いやすい色です。
でも、クーピーや色鉛筆では「どう混ぜたらいいの?」「濁ってしまいそうで不安…」と感じる方も多いかもしれません。
この記事では、クーピーを使った黄土色の作り方を中心に、色鉛筆や絵の具でも応用できる混色のコツを、初心者の方にもわかりやすくまとめました。
難しい専門知識は使わず、少ない色でも失敗しにくい方法をご紹介しています。
お子さんの図工やお絵かきはもちろん、大人の趣味のイラストやスケッチにも役立つ内容です。
ぜひ、あなただけのやさしい黄土色を見つけるヒントとして、参考にしてみてくださいね。
結論から知りたい人へ|黄土色の基本レシピ

黄土色は、黄色をベースに赤と青を少しずつ加えることで作れます。
まずは黄色を主役にして、そこに赤を足すことで、土や大地を思わせるあたたかみが生まれます。
赤は一気に入れず、「少し足して様子を見る」を意識すると失敗しにくくなります。
次に青をほんのわずか加えることで、色全体が落ち着き、黄土色らしい深みが出てきます。
青は入れすぎると一気にくすんでしまうため、軽く重ねる程度にとどめるのがポイントです。
明るさを調整したいときは白を使いましょう。白を加えることで、やさしくナチュラルな印象になり、人物や風景にも使いやすくなります。
反対に黒は便利な色ですが、少量でも影響が大きいため、使う場合は影やアクセントとしてごく控えめにするのがおすすめです。
黄土色とは?やさしく理解する色の特徴

黄土色の基本イメージと心理的効果
黄土色は、土や大地を思わせる自然で落ち着いた色です。派手さはありませんが、どこか安心感があり、見る人の気持ちをやわらかく包み込むようなあたたかみがあります。
自然の中に多く存在する色のため、目にしたときに違和感が少なく、穏やかで親しみやすい印象を与えてくれます。
また、黄土色には「安定」「ぬくもり」「素朴さ」といったイメージがあり、作品全体を落ち着かせたいときや、やさしい雰囲気を出したい場面に向いています。
強い色が苦手な方や、ナチュラルな表現を好む方にも取り入れやすい色といえるでしょう。
どんな場面で使われる色なのか
黄土色は、風景画の地面や木の幹、土の部分だけでなく、人物の肌の影や動物の毛並みなど、幅広いモチーフで活躍します。
直接主役として使うこともありますが、主張しすぎない色味のため、周囲の色を自然につなぐ役割として使われることも多いです。
また、背景色として使うと、画面全体がまとまりやすくなり、他の色を引き立ててくれます。
鮮やかな色と組み合わせてもバランスが取りやすく、初心者の方でも失敗しにくいのが黄土色の魅力です。
クーピーで黄土色を作る基本の手順

黄・赤・青の組み合わせでベースを作る
最初に黄色を広めに塗り、全体の土台を作ります。黄色は黄土色の明るさとあたたかみを決める大切な色なので、ムラになりすぎないよう、軽い力でやさしく塗り広げるのがポイントです。
その上から赤を少しずつ重ねることで、土や大地らしい温度感が加わります。
赤は一気に入れず、色の変化を確認しながら少量ずつ足していきましょう。
最後に青をごく軽くのせると、色全体が落ち着き、黄土色らしい深みが出てきます。
青は入れすぎると一気にくすんでしまうため、「足りないかな?」と感じるくらいで止めるのがちょうどよい目安です。
白を加えてナチュラルに整える方法
色が濃くなりすぎたり、少し重たい印象になった場合は、白を重ねて明るさを調整します。
白を使うことで、色の角がやわらぎ、自然でやさしい黄土色に近づきます。
特に人物や背景に使う場合は、白を少し足すだけで、全体がふんわりとした印象になります。
白は修正にも使いやすい色なので、迷ったときは無理に他の色を足さず、まず白で整えてみるのがおすすめです。
混ぜる順番と力加減のコツ
クーピーは、強く塗りすぎると色がのりすぎて調整しにくくなります。
最初は軽い筆圧で何度か重ね、少しずつ色をなじませていくのがきれいに仕上げるコツです。
一気に理想の色を作ろうとせず、「少し塗って、様子を見る」を繰り返すことで、失敗しにくくなります。
時間をかけて色を育てるような気持ちで、ゆっくり重ねていきましょう。
失敗しやすいポイントと色が濁る原因

茶色や灰色っぽくなる原因
青や黒を入れすぎると、色が一気にくすんでしまい、茶色や灰色に近い印象になってしまいます。
特に青は発色が強く、ほんの少量でも全体の色味に大きく影響するため、慎重に使うことが大切です。
また、黄色が少ない状態で赤や青を足してしまうと、黄土色特有のやさしさが失われ、暗く重たい色になりやすくなります。
まずは黄色をしっかりベースにしてから、他の色を足すように意識しましょう。
入れすぎたときのリカバリー方法
色が濃くなりすぎたと感じたときは、黄色や白を重ねて明るさを戻します。
特に白は色をやわらかく整えてくれるので、少しずつ足しながら調整するのがおすすめです。
それでも思った色に戻らない場合は、無理に修正し続けず、別の紙で作り直すのもひとつの方法です。
新しい紙でやり直すことで、気持ちも切り替えやすくなり、結果的にきれいな色が作れることも多いです。
クーピーならではの注意点
クーピーは、削って色を混ぜるよりも、色を重ねてなじませるほうがきれいに仕上がります。
強く塗り重ねると色がにごりやすくなるため、軽い筆圧で何度か重ねることを意識しましょう。
色がなじみにくいときは、同じ色を少しずつ重ねることで、自然なグラデーションが生まれます。
焦らず、ゆっくり色を育てる感覚で進めるのが、失敗しにくく仕上げるコツです。
深みのある黄土色を作る応用テクニック

黒・青を少し足して落ち着きを出す方法
ごく少量の黒や青を使うと、影部分に使える深みのある黄土色になります。
黒は色を一気に暗くしてしまうため、直接塗るのではなく、すでに作った黄土色の上に軽く重ねる程度がおすすめです。
青も同様に、ほんのひと塗り加えるだけで色全体が引き締まり、落ち着いた印象になります。
特に立体感を出したい部分や、奥行きを表現したいところでは、この少し暗めの黄土色を使うことで、自然な陰影が生まれます。
まずは目立たない場所で試してから、本番に使うと安心です。
重ね塗りとぼかしでリアルに仕上げるコツ
黄土色は、重ね塗りによって表情が豊かになる色です。
一度で完成させようとせず、薄く塗っては重ねる工程を繰り返すことで、深みと自然さが増していきます。
指やティッシュで軽くぼかすと、色の境目がなじみ、やわらかい仕上がりになります。
強くこすらず、そっとなでるようにぼかすのがポイントです。
ぼかしすぎると全体が単調になるため、部分的に使い分けると、よりリアルな表現につながります。
紙質や筆圧で変わる色の印象
同じ色を使っていても、紙の種類や筆圧によって仕上がりの印象は大きく変わります。
画用紙は色がやわらかく広がりやすく、あたたかみのある表現に向いています。
一方、コピー用紙は色がのりやすく、やや濃くはっきりと見えやすい特徴があります。
また、筆圧が強いと色が濃く出やすく、軽い力で塗るとふんわりとした印象になります。
表現したい雰囲気に合わせて、紙と力加減を意識して使い分けてみましょう。
色鉛筆・絵の具でも応用できる黄土色の作り方

三原色から作る黄土色の基本公式
黄土色は、色鉛筆や絵の具でも黄色+赤+少量の青を基本にして作ることができます。
まずは黄色を多めに使い、明るさとあたたかみをしっかり出すことが大切です。
その上で赤を少しずつ加えると、土らしい温度感が加わります。
青は全体を落ち着かせる役割があるため、入れすぎないよう慎重に調整しましょう。
アクリル・ポスターカラーで再現する手順
絵の具の場合は、パレットの上で少量ずつ混ぜながら色味を確認します。
一度にたくさん混ぜてしまうと修正が難しくなるため、少しずつ様子を見るのがポイントです。
色が濃くなりすぎたときは白を加えて明るさを調整し、重たく感じる場合は黄色を足してやさしい印象に戻します。
また、絵の具は乾くと色味が変わることがあるため、少し明るめの状態で止めておくと、仕上がりがイメージに近づきやすくなります。
明度と彩度をコントロールするポイント
白を加えると明度が上がり、やわらかくナチュラルな黄土色になります。
一方で、青や黒をほんの少し加えると、彩度が落ち着き、影や奥行きの表現に使いやすくなります。
作品の雰囲気や使う場面に合わせて、明るさや落ち着きを調整することで、同じ黄土色でもさまざまな表情を楽しむことができます。
作品で黄土色を使いこなすアイデア集

人物・風景・動物に使える配色例
黄土色は、肌の影や地面、木の幹、動物の毛色など、自然な表現にとても向いている色です。
人物画では、肌の明るい部分を邪魔せず、影や立体感をやさしく表現できるため、表情に温もりが生まれます。
風景画では、土や道、岩、枯れ草などに使うことで、全体が落ち着いた印象になります。
動物を描く場合も、毛並みの下地や影色として使うと、リアルさとやわらかさを両立しやすくなります。
補色との組み合わせで作品を引き立てる方法
黄土色は主張しすぎない色なので、青や緑と組み合わせると、互いの色味が引き立ちます。
空や葉の色に青や緑を使い、地面や影に黄土色を置くことで、自然でバランスの取れた配色になります。
また、少し鮮やかな色を使いたいときも、黄土色をそばに配置することで、色同士がなじみやすくなり、全体がまとまりやすくなります。
ナチュラルテイストを演出する色のバランス
ナチュラルな雰囲気の作品に仕上げたいときは、派手な色を控えめに使い、黄土色を中心に色を組み立てるのがおすすめです。
ベースカラーとして黄土色を使い、アクセントとして他の色を少量加えると、落ち着きのあるやさしい印象になります。
全体の色数を増やしすぎず、似たトーンの色でまとめることで、見ていて心地よい作品に仕上がります。
よくある質問(Q&A)

Q1. クーピー12色セットでも作れますか?
はい、12色セットでも黄土色は作れます。
基本となる黄色・赤・青が入っていれば問題ありません。
黄色を多めに使い、赤を少しずつ足し、最後に青をほんのわずか加えることで、十分に黄土色らしい色味になります。
色数が少ない分、入れすぎに注意しながら調整することがポイントです。
Q2. 肌色との違いは何ですか?
肌色は赤や白の比率が高く、やわらかく明るい印象になるのに対し、黄土色は黄色を中心にした落ち着いた土の色です。
人物画では、明るい部分に肌色、影や立体感を出したい部分に黄土色を使い分けると、自然な表現になります。
Q3. 子どもでも失敗しにくい方法はありますか?
あります。
最初から色を混ぜすぎず、「黄色→赤→青」の順で少しずつ重ねることを意識すると失敗しにくくなります。
また、濃くなりすぎた場合は白を足して調整できることを伝えてあげると、安心して取り組めます。
完成を急がず、試し塗りをしながら進めるのがおすすめです。
まとめ|黄土色を使って作品に温もりを
黄土色は、少しの工夫で簡単に作れる、とても便利で奥深い色です。
黄色をベースにしながら、赤や青、白を少しずつ調整することで、自分の感覚に合った色味を見つけることができます。
クーピーだけでなく、色鉛筆や絵の具でも同じ考え方が使えるため、道具が変わっても応用しやすいのも魅力です。
混色に慣れてくると、「もう少しあたたかく」「少し落ち着かせたい」といった微調整も楽しめるようになります。
正解はひとつではありません。
ぜひ試し塗りをしながら、自分なりの黄土色を見つけて、作品づくりに温もりとやさしさを加えてみてください。

