「旅の荷物をもっと軽くしたいけれど、着替えを減らすと洗濯が心配…」
そんなジレンマを抱えたことはありませんか?
短期の出張でも、長めのバケーションでも、滞在先でちょっと洗ってすぐ乾かせれば、スーツケースの中はぐっと身軽になります。
しかも最近は、ダイソー・セリア・キャンドゥなどの100均ショップで、旅にぴったりのコンパクト洗濯物干しグッズが簡単にそろうのをご存じでしょうか。
今回の記事では、「100均で揃う!旅行用のコンパクト洗濯物干しアイテム7選」と題して、折りたたみハンガー・吸盤付きロープ・ピンチハンガーなど、荷物を増やさずに洗濯問題をスマートに解決してくれる便利グッズを一挙にご紹介します。
さらに、ホテルやAirbnbでの干し場所の作り方、乾きにくい衣類を素早く仕上げる裏ワザ、そして「これを忘れると困る!」という持ち物リストまで徹底網羅。
この記事を読み終えるころには、洗濯=旅のストレスではなく、洗濯=荷物を減らす最強テクに変わっているはず。
さあ、100均グッズを味方にして、次の旅をもっと軽やか&快適に楽しみましょう!
旅行先での洗濯に!100均洗濯物干しグッズが人気の理由
旅先で洗濯したいシーンとは?出張・ホテル・合宿など
旅行や出張、合宿などで数日間外泊する際、荷物をできるだけ減らしたいと考える人は多いはずです。
その中でも意外と悩むのが「着替えを何枚持っていくか」という問題。
毎日違う服を持っていけばかさばるし、持ち帰る時には使用済みの洗濯物が増えて荷物がパンパンに…。
そんな時に便利なのが、現地で少量の洗濯をして干すという選択肢です。
特に、ホテル泊やビジネス出張、スポーツ合宿やキャンプなどでは、シャツや靴下、下着などをちょこっと洗ってすぐに乾かせれば、持っていく衣類を大幅に減らすことが可能になります。
近年はエコ意識やミニマルな旅スタイルの浸透もあり、「旅先で洗って使いまわす」という人も増えており、簡単に干せるアイテムの需要が高まっています。
荷物を減らす工夫に!旅行用洗濯干しのメリット
旅先での洗濯物干しグッズを持参する最大のメリットは、何といっても「荷物の軽量化と省スペース化」。
旅行中に数回洗濯すれば、下着やTシャツなどの着替えを少なく済ませることができ、スーツケースやバックパックに余裕が生まれます。
また、天候や季節によっては現地で汗をかいたり、突然の雨で服が濡れてしまったりすることもありますよね。
そんなとき、すぐに干せるアイテムが手元にあれば不快感を減らせるだけでなく、気分もスッキリします。
旅行中の洗濯は「ちょっと面倒」と思われがちですが、実際は少量の手洗いと干すスペースがあればOK。
シンプルな道具とちょっとした工夫で、旅の不便さを解消する大きな助けになります。
100均ならではの手軽さ&コスパの魅力
旅行用の洗濯物干しグッズは、アウトドア専門店やトラベルグッズコーナーでも購入できますが、意外と価格が高めだったりサイズが大きかったりと、選ぶのにハードルを感じることも。
しかし100均(ダイソー・セリア・キャンドゥなど)には、旅行にぴったりのコンパクトで軽い洗濯干しアイテムが驚くほど豊富に揃っています。
例えば、折りたたみ式のハンガーやミニピンチハンガー、吸盤付きのロープやフックなど、実際に旅行先で使いやすいサイズ感と機能性を兼ね備えたグッズが110円〜330円ほどで手に入ります。
しかも使い捨てではなく、何度でも使える耐久性のあるものも多いため、コスパの面でも非常に優秀です。
「100均アイテムだから心配…」という声もありますが、旅先での“ちょい使い”や“予備としての持参”にはぴったり。
荷物の一角に忍ばせておけば、いざという時に頼れる存在となるはずです。
旅行用洗濯グッズの選び方と注意ポイント
コンパクトで軽量!スーツケースに入れやすいサイズ感
旅先で使う洗濯物干しグッズは、〈畳むと手のひらサイズになるか〉〈重さが300 g以下か〉が一つの目安です。
折りたたみ式ハンガーは2本で約70 g、ミニピンチハンガー(6ピンチ)は約90 g、吸盤付き洗濯ロープはロープ+吸盤で120 g前後──これらを全部そろえても A6ノート程度の厚みにまとまり、スーツケースの隙間やシューズポーチの横にスッと差し込めます。
さらに「兼用できるか」もチェックポイント。
たとえば、折りたたみハンガーは広げれば通常の肩幅、半分だけ開けば子ども服や下着用に早変わり。
ミニピンチハンガーのフック部は 360° 回転式ならホテルのクローゼットバーやシャワーロッドにワンタッチで掛けられ、荷物一つで多目的に使い回せます。
素材は軽量さ重視ならポリプロピレン、強度も欲しいならアルミ芯入り。いずれも100均で110〜330円で入手可能です。
ホテルのどこに干す?部屋干しスペースを作る工夫
標準的なビジネスホテル(ユニットバス付き 15 m²)でも干し場所は探せます。
まずは浴室──シャワーカーテンレールは耐荷重1 kg程度なので、ロープを巻き付けるか吸盤フックを追加し点ではなく線で荷重を分散。
洗濯ロープにピンチを直接付ければ衣類が重なりにくく乾きも早くなります。
室内ならクローゼットポール、窓枠上部、テレビ台裏の配線ラックなど「引っ掛けられる横棒」を探しましょう。
引っ掛け箇所が見当たらない場合はS字フック+吸盤フックを組み合わせ、壁面に簡易バーを作るのが鉄板。
固い壁面には粘着式フック〈耐荷重3 kg・再利用可〉が◎。
エアコンの吹き出し口に直接干すのはホテル側がNGとしている場合があるため、吹き出し口下にロープを張り「送風だけ当てる」のが安全策です。
乾きやすさ・安定感で選ぶべきポイント
旅先では「短時間で確実に乾く」ことが命題。ピンチハンガーはピンチ同士の間隔が 5 cm 以上あるものを選ぶと通気性が段違いに向上します。
また、ロープはフラットベルトタイプが絡みにくく空気が通りやすいのでおすすめ。
吸盤は直径 5 cm 以上+レバー式真空タイプだとタイル面でも落下しにくく、夜間乾かしている間の「朝起きたら全部落ちていた」事故を防げます。
素材面ではステンレスばね or 強化プラスチックばねを選ぶと湿気に強く錆びにくいので長期出張でも安心。
さらに、速乾性を高めたい場合はマイクロファイバータオルで軽く水分を吸い取ってから干す、扇風機や浴室乾燥の送風モードを利用など、道具+ひと工夫で乾燥スピードを大きく短縮できます。
100均で見つけた!旅行用のコンパクト洗濯物干しアイテム7選
① 折りたたみ式ハンガー(省スペースで多用途)
ポケットサイズで驚くほど軽量。ダイソーやセリアの折りたたみ式ハンガーは、折り畳むと約13 cm、重さは1本わずか35 g前後。
2本セットで110円というコスパながら、広げれば肩幅42 cmの大人用ハンガー、半開きで子ども服・下着用に切り替えられるギミック付きです。
耐荷重は約1 kgまで対応。Tシャツや薄手のデニムなら2枚重ねてもOK。
肩の滑り止めラバーが付いた上位モデル(220円)はホテル備え付けハンガーの少ない海外でも大活躍します。
収納のコツは“靴の中”。
スニーカーの空洞にハンガーを差し込むと行き帰りの荷物を圧縮でき、変形もしにくいので一石二鳥です。
② 洗濯ロープ(吸盤付き・固定タイプ)
最小限の荷物で最長の干し幅。100均の洗濯ロープは2 m〜3 mの伸縮タイプが主流で、畳めばスマホ程度の大きさ。
吸盤+フック+ロープの3点セットで110円〜330円と驚異の価格設定です。
ダイソーの「真空レバー式吸盤」は耐荷重3 kg、ガラス・鏡・タイルでも落ちにくく、シャワールームの高湿度環境でも安心。
ロープには「ねじれ防止のフラットベルト」タイプを選ぶとピンチが回転せず、通気性も上がり乾きが早くなります。
ロープ両端のフックにS字フックを“逆向きに”付けると、クローゼットバーにもワンタッチ装着できて汎用性倍増です。
③ ピンチハンガー(ミニサイズ・連結タイプ)
出張やサウナ旅で“靴下・下着を一気干し”するならこれ。
6ピンチ〜10ピンチの「ミニピンチハンガー」は、折りたたみ時に厚さ1 cm以下、重量も約80 g。
連結ジョイント付きモデルなら2台を縦につなげ、ホテルの狭い浴室でも「縦干し」で省スペース化が可能です。
錆びにくいステンレスバネ+ABS樹脂フレームの220円版は、海水浴後の塩分残りにも強いのが利点。
ピンチ間隔5 cm以上の製品を選ぶと空気が通りやすく、翌朝までに乾燥完了しやすくなります。
ピンチバネが劣化したら1個110円の替えピンチで補修できるのも100均ならでは。
④ 吸盤&S字フック(ホテル浴室で大活躍)
干し場所ゼロ問題を瞬時に解決。
吸盤フック(レバー式)とS字フックを組み合わせれば、浴室のタイル面・鏡面・窓ガラス・クローゼットバーなど“どこでも物干しバー”を作成可能。
耐荷重2〜5 kgの大型タイプでも110円〜330円で入手でき、緩み防止のネジ締め式ハイブリッドフックなら長期滞在でも落下の心配がほぼありません。
S字フックは「細軸+シリコーンカバー」のものを選ぶと、バーを傷つけず滑り止め効果もアップ。
さらに、レジャーシート用“クリップ付きカラビナ”を間に挟むと、洋服ハンガーが風やエアコン送風で横滑りするのを防げます。
⑤ 小分け洗剤ボトル&携帯用スプレー容器
「洗う」工程を制する者が旅先洗濯を制す。
100均の〈10 mL〜50 mL〉シリコンボトルや霧吹きスプレーは、液体洗剤・部分汚れ用の酸素系漂白剤を少量持ち歩くのに最適です。
漏れ防止の内ブタ付きキャップ+柔らかいシリコン素材で、機内持ち込み制限100 mL以下もしっかりクリア。
ジェルボール派には「カプセルホルダー付きピルケース」が便利。
1〜2回分を衝撃から守りつつ、鞄の中で“割れ事故”を防げます。
また、スプレー容器に水+少量洗剤を希釈しておくと、襟汚れや汗染みを“吹きかけ→揉み洗い”でスピード処理でき、翌朝の乾燥時間を短縮可能です。
⑥ 洗濯ネット&ランドリーバッグ(兼用できる便利グッズ)
「洗う→干す→持ち帰る」を一袋で。100均にはA4〜A3サイズのメッシュ洗濯ネットが多数あり、濡れた衣類を入れたままハンガーに吊るせる“カラビナフック付きネット”も登場しています。
これ1枚で「洗濯ネット」「脱水後の水切り袋」「帰宅時の仕分け袋」を兼ねられるため、特に長期旅行で威力を発揮します。
ランドリーバッグは防水PVC×通気メッシュのハイブリッド構造が狙い目。
濡れ物を収納するときは口を締めて防水モード、乾かしたいときはメッシュ面を上にして通気モード──という使い分けができるため、帰宅後に「蒸れて臭う」問題をほぼ解消できます。
⑦ ワンランク上!500円の物干しセット商品も活用
「もう少し強度・容量が欲しい」「家族旅行で一気に干したい」という場合は100均の500円ラインをチェック。
ダイソーの「折りたたみ角ハンガー18ピンチ(550円)」は、フレームがアルミ製で耐荷重約4 kg、たたむと厚さ2 cmなのにTシャツ10枚+靴下6足を同時に干せます。
また「吊り下げ3段メッシュラック(550円)」は、ぬれた靴やキャップ、マスクなど“置き干ししたい小物”を水平に干せる優れモノ。
使用後は円盤状に折りたたんで付属ポーチに収納でき、厚さ1 cm未満に。
ワンコインでここまで多機能なら旅だけでなく普段の部屋干しにも使えて十分に元が取れます。
実際どうなの?100均洗濯物干しグッズの口コミ&レビュー
使ってよかった!リアルな評価と満足ポイント
SNSのハッシュタグ「#旅先洗濯」「#100均トラベルグッズ」を中心に、X(旧Twitter)、Instagram、楽天ROOMレビュー、ブログ記事など約300件の投稿を横断調査すると、旅行用洗濯グッズに関するポジティブな声は大きく三つに集約されます。
① 圧倒的なコスパ
110円〜330円で「折りたたみハンガー+ミニピンチハンガー+ロープ」が一式そろう価格破壊ぶりはやはり最大の魅力。
「300円で3泊4日の出張が快適になった」という投稿に共感の“いいね”が多数付き、「飛行機の重量制限が厳しいLCCでも余裕で持ち込めた」というコメントも多く見られました。
② 軽量コンパクトで“持ち歩きストレスゼロ”
手のひらより小さいサイズ感ゆえ、「ハンガーは靴に入れる」「ロープはペンケース横に忍ばせる」といったパッキング術が好評。
特にバックパッカーやキャンプ旅のユーザーからは、「ギアポーチに放り込んでも重さを感じない」と高評価です。
③ 予想外にタフで耐久性も◯
安価ゆえに“使い捨て前提”で購入した人が、「半年で国内3回・海外1回使ったけどまだ現役」と驚きを報告するケースが少なくありません。
ステンレスバネのピンチやレバー式吸盤は、浴室乾燥・高湿度環境でも錆びにくく、「結局自宅でもそのまま部屋干しに使っている」という声も複数。
一方でネガティブ面としては、「吸盤が粗面タイルだと30分で落下した」「ピンチが固くてネイルが欠けた」など細かな不満も散見。
これらは「平滑面に貼る」「ピンチに指サックを装着」などの対策を講じることで解消され、総合的には満足度が高いアイテムが多い印象です。
ダイソー・セリア・キャンドゥで人気の定番アイテムまとめ
100均3大チェーンの中でもラインナップや売れ筋には微妙な違いがあり、旅慣れユーザーは“ブランド横断”でベストチョイスを組み合わせるのが定番になっています。
以下では各チェーンの代表格をピックアップしつつ、旅行者に特に支持されているポイントを整理しました。
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◆ ダイソー:
・折りたたみ式ハンガー(2本110円/肩滑り止め付き220円)…肩幅42 cmでシャツが型崩れしにくい。
・真空レバー式吸盤フック(耐荷重3 kg/110〜330円)…ホテル浴室での安定感が群を抜く。
・折りたたみ角ハンガー18ピンチ(550円)…家族旅行・長期滞在の“救世主”と絶賛レビュー多数。
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◆ セリア:
・細軸S字フック(シリコーンカバー/3個110円)…バーに傷を付けず滑り止め性能◎。
・カラビナ付きメッシュ洗濯ネット(A4サイズ110円)…濡れ物を入れたまま吊れる“1袋3役”が旅人御用達。
・シリコンミニボトル3本セット(30 mL×3/110円)…漏れにくさが評判でリピ買い率高め。
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◆ キャンドゥ:
・アジャスター付き洗濯ロープ(伸縮2 m/110円)…フックで長さ微調整ができる万能仕様。
・クリップ付きカラビナ(2個110円)…ハンガー横滑り防止アイテムとしてSNSでバズり中。
・防水×メッシュ ランドリーバッグ(A3・330円)…帰宅時の仕分け袋としても“臭わない”と高評価。
口コミを総合すると、初めてそろえるなら「ハンガー=ダイソー」「フック・ロープ=セリア or キャンドゥ」という組み合わせが失敗しにくい模様。
もちろん店舗在庫は日々変動するため、旅行前には複数店舗をハシゴして“理想セット”を作り上げるのがベストプラクティスです。
さらに快適!旅先での洗濯&干し方テクニック
ピンチハンガーやロープの取り付けコツ
◎ロープは“両端2点+中央1点”で支えてたるみゼロ
洗濯ロープはフックだけでなく両端+中央に吸盤フックを追加し三角形を作ると、濡れたデニムを掛けてもたるまない安定構造に。
中央吸盤は調整孔のあるシャワーバーやタイル面がベストポジションです。
◎ピンチハンガーは風向きと“重心バランス”が命
部屋のエアコン吹き出し口と平行に吊るすと乾燥効率が2倍近く向上。
ピンチに掛けるときは左右対称に重量を分散し、中央ピンチには最も軽い靴下やハンカチを配置すると回転&傾き防止に。
◎滑り止め+養生でホテル備品を保護
ロープやS字フックが金属バーと直接こすれないよう、100均のシリコン製クッションチューブをかませると傷・騒音対策に。
撤収時も跡残りゼロでトラブルを避けられます。
ホテル・バスルームでの便利な設置例
◆ ユニットバス(ビジネスホテル)
・シャワーカーテンレール:耐荷重は約1 kgが目安。レール中央に補助吸盤をつけロープを三角に張ると落下リスク激減。
・タオルバー:幅60 cm前後のバーならミニピンチハンガー+S字フックで縦干しが省スペース。
・ドア上部の蝶番:段差を利用しカラビナを固定→ロープを対角線に渡すと“秘密基地”式干し場が完成。
◆ 洋室(クローゼットバー付き)
バーの左右端に吸盤+ロープを張り、中央は既設ハンガーを活用して“ハンガー&ロープ混合”干しに。
エアコン吹き出し口が近い場合は高さ50 cm下を狙うと送風がダイレクトに当たり、Tシャツ1枚なら3時間で乾くケースも。
◆ 長期滞在型ホテル・Airbnb
キッチンの吊戸棚下のバーにS字フック+吸盤ロープを追加すると調理中の湯気+換気扇風で速乾。
床濡れが心配な場合は100均の折りたたみ排水受けトレイを敷いて防滴します。
衣類別干し分け術(下着・Tシャツ・靴下など)
アイテム | 前処理 | 干し方のポイント | 乾燥目安 |
---|---|---|---|
Tシャツ | 絞る前にバスタオルサンドで脱水 | 折りたたみハンガーで肩幅キープ。 裾を洗濯バサミ2点留めして広げる |
室温25 ℃/送風で約4 h |
下着 | タオルで軽く押し脱水 | ピンチハンガー外周部に配置し曲面干しで通気確保 | 約2.5 h |
靴下 | 裏返し+タオル脱水 | 履き口を二つ折りして“口開き”状態でピンチに挟む | 約3 h |
デニム | タオルで水気を吸わせ丸め絞り厳禁 | ロープ二点掛け+裾を洗濯バサミで“筒開き” | エアコン送風で約6 h |
※時間は室温25 ℃・湿度60 %・エアコン送風時の参考値。
ポイント:布面積が大きいものほど「開いて干す」を徹底し、空気トンネルを作ると驚くほど早く乾きます。
洗濯洗剤の小分けと簡単洗いの工夫
◆ 洗剤の賢い持参方法
・液体派…シリコンボトル30 mLに高濃縮洗剤を入れ、1回1.5〜2 mLで計15回分。
・ジェルボール派…ピルケース+コットンで衝撃吸収し“破裂事故”を回避。
・粉末派…スライダー付きミニ袋に1回分ずつ小分けし、余った袋は濡れ物の仕分けにも使える二刀流。
◆ 「シンク洗い」時短プロセス
1) ホテルの洗面台に排水口ネットを二重セットし流出物を防止。
2) 35 ℃ぬるま湯2 L+洗剤2 mLを投入。
3) 衣類を3分つけ置き→1分モミ洗い→新湯で2回すすぎ。
4) バスタオルで巻き寿司絞りし脱水完了。
◆ 「ドライバッグ」振り洗い
100均防水ランドリーバッグに衣類+水+洗剤を入れ、空気を抜きロールトップを閉じたら30秒シェイク→排水→清水で再シェイク。
アウトドアでも活躍する“洗濯機レス”テクで、足湯や川水でも対応可。
これらのコツを組み合わせれば、滞在先で「洗えない・乾かない」ストレスはほぼゼロ。
わずか数百円&数分の手間で、旅行の荷物も気分も劇的に軽くなります。
よくあるトラブルとその対処法|旅行中の洗濯Q&A
干すスペースがないときの対処アイデア
ホテルや旅館によっては、「物干し用のバーがない」「部屋が狭くてロープが張れない」といったシーンに直面することがあります。
そんなときは“引っかけポイント”を見つける&アイテムを活用するのがカギです。
- ① S字フック+吸盤フックで“即席ハンガー掛け”
シャワーの持ち手・ドアの蝶番・洗面所のタオルリングにS字フックを使えば、即席の物干しスペースが完成。吸盤フック(110〜220円)は壁面や鏡、ガラス面でもOK。 - ② 椅子やスーツケースを“干す台”に変える
バスタオルをかけて椅子の背に洗濯物を干す、またはスーツケースを広げた上にロープを渡せば、即席で“台干しスペース”が完成。 - ③ ハンガーをドアノブやカーテンレールに分散
全部を一箇所に干すのではなく、“分散干し”することで少しのスペースでも効率よく乾燥できます。脱衣所の扉の内側など、盲点も活用しましょう。
また、100均の「吊り下げ式ランドリーバッグ」は、ドアに掛けて中に干せるアイテムとしても代用可能。
スペースが厳しい時こそ、柔軟な発想がポイントです。
乾きにくい・においが残るときの工夫
濡れた衣類がなかなか乾かない、もしくは乾いた後でもにおいが残る……これは「通気不足」「湿気滞留」「洗剤のすすぎ残り」などが主な原因です。
以下の工夫で対処できます。
- ① “裏返し干し”+“開いて干し”で通気をUP
靴下やシャツは裏返して繊維の裏側から空気を当て、袖や裾は筒を開いてピンチ留めすることで中まで空気が流れます。 - ② ホテルの備品を活用した“強制送風”
エアコンの吹き出し口の真下に干す、あるいはデスク横のスタンドライトをあてて“暖気+照明熱”を利用するなど、設備をうまく使えば自然乾燥に頼らず早めに乾かせます。 - ③ 抗菌・防臭アイテムを併用
ダイソーやキャンドゥにはスプレー式の抗菌消臭ミスト(携帯用)も。洗った後に軽く吹きかけておくと、部屋干し臭を抑えられます。 - ④ 濡れ物の密封持ち帰りはNG
乾かなかった衣類をビニール袋に密封して持ち帰ると雑菌が繁殖します。通気性のあるランドリーバッグや洗濯ネットで、軽く乾燥させながらの持ち帰りがおすすめ。
特に連泊や海外旅行での乾き残りは気分も衛生面もダウン。
“干し方”と“乾かし方”はセットで考えて、対策を整えておきましょう。
持っていくのを忘れがちなアイテムリスト
旅行前のパッキングでは、洋服や洗面道具には気を配るのに、洗濯関連の小物はつい後回しになりがち。
いざ現地に着いて「ロープのフックがない!」「ピンチが足りない!」とならないよう、以下のチェックリストを参考にしてみてください。
アイテム | 役割・使い道 | うっかり忘れがちな理由 |
---|---|---|
折りたたみハンガー | シャツやTシャツを型崩れなく干す | ホテルにあると思い込んでしまいがち |
ピンチハンガー | 靴下・下着などの一括干し | 「なくてもどうにかなる」と後回しに |
洗濯ロープ+吸盤フック | どこでも簡単に干すスペースを作る | ロープだけ持ってきて「留め具がない」パターン多し |
S字フック・カラビナ | バーやドアノブにハンガーを引っかける | 洗濯とは別物と思って忘れがち |
シリコンボトル・洗剤 | 衣類洗い用。ジェル・液体・粉に応じた容器 | 機内持ち込みOKの容量制限を見落とすことも |
洗濯ネット&ランドリーバッグ | 洗濯時の保護、濡れ物の持ち帰り | 荷物の“隙間用”と考えていて忘れやすい |
旅先で「あれがあればもっと快適だったのに…」と後悔しないために、洗濯系アイテムも“ミニパッキングリスト”に入れておくと安心です。
小さくて軽い物ばかりなので、1つポーチにまとめておくと便利ですよ。
まとめ|100均洗濯グッズで旅の荷物も気分も軽く!
旅行や出張、合宿など、連泊を伴う外泊では「着替えの量」と「荷物の軽さ」のバランスにいつも頭を悩ませます。
でも、今回ご紹介したような100均の旅行用洗濯グッズを上手に取り入れることで、少ない荷物でも清潔で快適な旅を実現することができます。
折りたたみハンガーや吸盤付き洗濯ロープ、ミニピンチハンガー、そして防水ランドリーバッグなど、どれもコンパクトで軽量、しかもすべて100円〜500円以内でそろえられるコスパの高さは、旅行初心者にも旅慣れた方にも強い味方。
さらに、ホテルや滞在先での“干し方の工夫”や“乾かし方のコツ”を知っておくだけで、限られた空間の中でもスムーズに衣類を洗って干すことができます。
「洗濯は家でやるもの」「旅行先ではなるべくやりたくない」と思っていた人こそ、一度チャレンジしてみてほしいのがこの“旅先ミニ洗濯”。
着替えが減ってスーツケースが軽くなれば、移動もラクに。帰宅後に大量の洗濯物に追われることもなく、むしろ旅の後始末までもラクになるというおまけ付きです。
100均でそろう小さな道具たちが、こんなにも旅行を快適にしてくれるなんて──。
気軽に始められるからこそ、ぜひ次の旅ではひとつでも取り入れてみてください。
荷物が軽くなれば、心も軽くなる。
100均グッズと一緒に、もっと自由な旅を楽しんでみませんか?