朝晩が少し肌寒くなり、収納していた毛布を出したとき、「使う前に一度洗ったほうがよいのかな?」と迷うことがありますよね。
きれいにしまったつもりでも、収納中のにおいやホコリが気になることもあります。一方で、大きな毛布を毎回洗うのは手間がかかり、天候によっては乾かすのも大変です。
収納から出した毛布は、必ず洗わなければならないわけではありません。まずは毛布を広げ、におい・湿り気・汚れ・手触りを確認しましょう。状態に問題がなければ、ホコリを取り除いて風を通すだけでも使えます。
この記事では、収納から出した毛布を洗うか干すかの判断方法や、においが気になるときのお手入れ、干し方について分かりやすくご紹介します。
毛布は使う前に洗うべき?

収納から出した毛布は必ず洗う必要はない
収納していた毛布を見ると、使う前に丸洗いしたくなるかもしれません。しかし、収納前にきれいに洗い、十分に乾かしてしまっていた毛布なら、毎回必ず洗う必要はありません。
においや汚れが気にならず、触っても湿った感じがなければ、表面のホコリを取り除いて干す方法でもよいでしょう。
大切なのは、「収納から出したから洗う」と一律に決めるのではなく、現在の毛布の状態を確認することです。汚れや湿り気、干しても残る強いにおいがある場合は、洗濯表示を確認したうえで洗うことを検討しましょう。
毛布を使う前に確認したい4つのポイント

収納中についたにおいはないか
毛布を収納袋から取り出したら、まずにおいを確認します。
収納場所の空気がこもったような軽いにおいか、湿ったようなにおいかを確かめましょう。においに応じた詳しい対処法は、後ほどご紹介します。
触ったときに湿り気を感じないか
毛布の表面だけでなく、折り重なっていた内側や端の部分にも触れてみましょう。
少しでも湿った感じがするときは、そのまま寝具に掛けず、十分に乾かします。湿り気が強い場合やにおいも伴う場合は、洗濯表示に沿ったお手入れが必要です。
シミや変色などの汚れはないか
毛布を広げ、表と裏の両方を確認します。収納前には気づかなかった汚れが残っていることもあります。
目立つ汚れがある場合は、強くこすったり自己判断で漂白剤を使ったりせず、洗濯表示と毛布の取扱説明書に合った方法を選びましょう。
手触りや毛並みに変化はないか
毛が一部だけ固まっていないか、何かが付着していないかも確認します。
無理に引っ張ったり硬いブラシでこすったりすると、毛並みを傷めることがあります。気になる部分があれば、やさしく状態を確かめてください。
毛布を洗うか干すか迷ったときの判断目安

毛布の状態に合わせて、次の表を目安にしてください。
| 毛布の状態 | お手入れの目安 |
|---|---|
| におい・湿り気・汚れが気にならない | ホコリを取り除いて干す |
| 収納特有のにおいが少しある | 風通しのよい場所で陰干しする |
| 表面にホコリが付いている | やさしく取り除いてから干す |
| 湿り気を感じる | 十分に乾かし、必要に応じて洗う |
| 汗じみや目立つ汚れがある | 洗濯表示を確認して洗う |
| 家庭洗濯ができない | 表示に従い、クリーニングを検討する |
| カビのような斑点や強いにおいがある | すぐに使用せず、専門店へ相談する |
判断に迷ったときは、無理にそのまま使ったり家庭で洗ったりせず、毛布のメーカーやクリーニング店に相談すると安心です。
毛布を洗わずに使う場合のお手入れ方法

表面のホコリをやさしく取り除く
毛布を広げ、表面に付いたホコリをやさしく取り除きます。強くたたくとホコリが舞い上がったり、毛布の風合いを損ねたりすることがあるため、力を入れすぎないようにしましょう。
粘着クリーナーなどを使う場合も、毛足を引っ張らないか、目立たない場所で確かめてから使うと安心です。
風通しのよい場所で陰干しする
ホコリを取り除いたら、毛布をできるだけ広げ、風通しのよい場所で干します。
素材によっては直射日光を避けたほうがよい製品もあるため、干す前に洗濯表示を確認しましょう。干し方が分からない場合は、風通しのよい日陰で干す方法が取り入れやすいでしょう。
毛並みを整えてから寝具に掛ける
においや湿り気がなくなったことを確認したら、毛布の表面を手で軽くなでるように整えます。
折れ曲がった部分や厚みのある部分にも湿気が残っていないことを確かめてから、ベッドや布団に掛けてください。
毛布を出した当日に使いたいときは
急に冷え込み、その日のうちに毛布を使いたいこともありますよね。
におい・湿り気・汚れに問題がなければ、表面のホコリを取り除き、室内で広げて風を通してから使いましょう。扇風機やサーキュレーターを使う場合は、毛布の広い面に風が当たるようにします。
湿り気や強いにおい、カビのような斑点、原因の分からない汚れがある場合は、すぐに寝具へ掛けず、状態に合ったお手入れをしてから使用してください。
収納から出した毛布が臭うときの対処法

収納特有のにおいなら空気を通す
収納袋や押し入れの中では空気が動きにくく、毛布に収納場所のにおいが移ることがあります。
軽いこもったにおいなら、まずは毛布を広げて陰干ししてみましょう。裏表を入れ替えながら風を通すと、内側まで空気が届きやすくなります。
湿ったようなにおいがするときは洗濯を検討する
陰干しをしてもにおいが残る場合や、毛布に湿り気を感じる場合は、洗濯を検討します。
家庭で洗えるかどうかは、素材名だけでは判断できません。洗濯表示を確認し、水洗いできない毛布はクリーニング店に相談しましょう。
消臭スプレーだけで済ませないほうがよい場合
消臭スプレーは、毛布そのものの汚れや湿気を取り除くものではありません。汗じみや湿り気があるときは、スプレーだけで済ませず、状態に合ったお手入れを行いましょう。
使用する場合は、毛布とスプレーの両方の注意書きを読み、目立たない場所で変色や風合いの変化がないか確認してください。
強いにおいや斑点が残る場合の対処
強いにおいが続く場合や、カビのように見える斑点がある場合は、すぐに使用するのを控えましょう。
原因を見た目だけで判断するのは難しいため、無理にこすったり洗剤を重ねて使ったりせず、クリーニング店などの専門店へ相談する方法があります。
収納していた毛布の干し方

洗わない毛布は面を広げて干す
洗わずにお手入れする場合は、毛布の広い面に風が当たるように干します。
物干し竿が1本なら、毛布の左右の長さを少しずらして掛けると、重なった部分に風が入りやすくなります。途中で裏表や掛ける位置を入れ替えるのもよいでしょう。
洗濯後はM字干しで風を通す
物干し竿を2本使える場合は、毛布を2本の竿にまたがせ、横から見たときにM字になるように干します。
毛布の間に空気の通り道ができるため、1本の竿に重ねて掛けるよりも内側に風が届きやすくなります。物干し竿が1本しかない場合は、裾をずらして重なる面積を少なくしましょう。
室内では空気を動かす
室内で干すときは、毛布を壁や床に密着させず、周囲に空間を作ります。
窓を開けて換気したり、扇風機やサーキュレーターで風を送ったりすると、空気が動きやすくなります。除湿機を使う場合は、機器の取扱説明書に従ってください。
取り込む前に乾き具合を確認する
毛布は表面が乾いていても、重なっていた部分や端に湿気が残っていることがあります。
時間だけで判断せず、折れ曲がった部分や厚みのある部分まで触って確かめましょう。少しでも湿った感じがあれば、向きを変えてもう一度干します。
毛布を自宅で洗う前に確認すること

最初に洗濯表示を確認する
洗濯表示には、家庭で洗えるか、手洗いが必要か、自然乾燥に指定があるかなどが記されています。
水洗いできない表示がある毛布は、自宅の洗濯機では洗えません。タグが見つからない場合は無理に洗わず、メーカーや専門店に確認しましょう。
洗濯機の容量と取扱説明書を確認する
毛布が洗濯槽に入ったとしても、その洗濯機で洗えるとは限りません。
洗える毛布の大きさや重さ、使用するコースは洗濯機によって異なります。毛布の表示と洗濯機の取扱説明書の両方を確認してください。
洗濯ネットの使用方法を確認する
製品によっては、大物用の洗濯ネットを使用するよう指定されています。
毛布のたたみ方や洗濯槽への入れ方についても、毛布と洗濯機の説明に従いましょう。無理に押し込むのは避けてください。
洗濯後に干す場所と時間を確保する
厚手の毛布は乾くまで時間がかかります。洗い始める前に天気予報を確認し、毛布を十分に広げられる場所を用意しておきましょう。
乾きにくい天候の日は、無理に洗わず、別の日に行うのもひとつの方法です。
毛布の素材によってお手入れ方法は変わる?

ポリエステルやアクリル、綿の毛布
ポリエステルやアクリル、綿の毛布には、家庭で洗える製品もあります。ただし、同じ素材でも加工方法や製品の作りによって取扱方法は異なります。
「この素材なら洗える」と決めつけないことが大切です。
ウールやカシミヤなどの毛布
ウールやカシミヤなどの毛布には、水洗いできない製品や、家庭での洗濯に向かない製品があります。
洗い方を誤ると縮みや風合いの変化につながることがあるため、表示に従い、必要に応じて専門店へ相談してください。
電気毛布
電気毛布は、一般的な毛布と同じ感覚で洗わないようにしましょう。
洗える製品であっても、コントローラーや接続部分の扱いなどに決まりがあります。必ず製品の取扱説明書を確認し、指定された方法でお手入れしてください。
次に毛布を収納するときのポイント

汚れや湿気を残さない
次の季節も気持ちよく使えるように、収納前に毛布の状態を確認しましょう。
洗える毛布は表示に合った方法で洗い、家庭で洗えない毛布は陰干しやクリーニングなど、製品に合ったお手入れを選びます。
完全に乾かしてから収納する
洗った毛布も干してお手入れした毛布も、湿気が残ったまま収納しないことが大切です。
厚みのある部分まで乾いていることを確認してから、清潔な収納袋などに入れましょう。
収納場所にも風を通す
毛布をしまう前に、押し入れやクローゼットを換気します。
収納場所に湿気を感じる場合は、すぐに詰め込まず、風を通してから収納するとよいでしょう。
毛布を使う前のお手入れに関するQ&A

毛布は天日干しと陰干しのどちらがよい?
まずは毛布の洗濯表示を確認してください。
素材によっては、直射日光によって色や風合いが変化することがあります。干し方が分からない場合は、風通しのよい場所で陰干しする方法が取り入れやすいでしょう。
毛布は何時間くらい干せばよい?
毛布を干す時間は、天候や湿度、毛布の厚さ、干す場所によって変わります。
一律の時間で決めず、収納中のにおいや湿り気がなくなっているか、厚みのある部分まで確認してください。
毛布に消臭スプレーを使ってもよい?
毛布と消臭スプレーの注意書きを確認し、使用できる素材か確かめましょう。
ただし、汚れや湿り気がある毛布にスプレーをかけるだけでは、十分なお手入れにはなりません。状態に応じて洗濯や陰干しを行ってください。
コインランドリーで洗ってもよい?
家庭洗濯ができる毛布でも、コインランドリーの機器で洗えるとは限りません。
毛布の洗濯表示と、利用する機器に記載された注意事項の両方を確認しましょう。水洗いできない毛布や、機械での乾燥ができない毛布、電気毛布などを自己判断で入れるのは避けてください。
まとめ

収納から出した毛布は、使う前に必ず洗わなければならないわけではありません。
まずは毛布を広げ、におい・湿り気・汚れ・手触りを確認しましょう。状態に問題がなければ、表面のホコリをやさしく取り除き、風通しのよい場所で干してから使えます。
汚れや強いにおいがある場合は、洗濯表示を確認して洗濯を検討します。自宅で洗うときは、毛布だけでなく洗濯機の取扱説明書も確認することが大切です。
毛布の状態に合った無理のないお手入れを選び、肌寒い季節を心地よく迎えましょう。

